2024年4月、ベトナム社会主義共和国(以降、ベトナム)・ダナン市のVo Thi Sau小学校において環境保全に関する授業を行いました。
本事業は、当地における事業調査に付随して実施したものです。
当社が日本において取り組んでいる「小学生向け環境教育」のノウハウを活かし、ベトナム版としてオリジナルプログラムを用意し授業を行いました。
開催にあたり、ダナン市の教育委員会、外交部の皆様、Vo Thi Sau小学校の関係者の皆様に大変なご助力を頂きました。
この場を借りて改めて感謝を申し上げます。
授業のトピックは「海洋プラ問題」と「3R」です。
海洋プラ問題について、ベトナムはインドシナ半島の東側に位置し、日本と同様大変長い海岸線を持つ、「海に面している国」です。
すなわち、日本同様に海洋プラ問題はベトナムにおいてもその対処が求められており、現在議論が活発に行われています。
海洋プラが及ぼす動物への影響などを事例として挙げ、どのようにしたら海洋プラを減らすことができるのかを例示しつつ、みなさんの意見も伺いました。
Vo Thi Sau小学校のみなさんは地元ダナンの海岸の清掃ボランティア活動にも取り組んでいるとのことで、みなさん大変興味をもって授業に参加し、時間が足りなくなるほど意見・質問の手が上がりました。
また後半の3Rについても、Reduce(ごみを減らす)、Reuse(再利用)、Recycle(再生)の3つの言葉の意味と内容、その優先順位を学びました。その後、具体的に自身の生活に当てはめて何ができるのかを全員で考えました。
こちらも皆さんからさまざまな意見や斬新なアイデアが次々に出ました。
最後に、当社で用意しました「ペットボトルキャップを再利用して作った定規」をプレゼントとしてお渡しして授業は終了しました。
今回小学校訪問で感じたのは、Vo Thi Sau小学校のみなさんの環境保全に対する意識の高さです。
彼らの意識の高さは、普段私たちが接する日本の小学生のそれに全く引けを取らないものでした。
ベトナムでは急速に都市化が進み、その結果ごみ問題は大変深刻になってきています。
近年ごみに関する分別規制が強化されるなど、政府もより熱心にごみ問題の対処に取り組んでいますが、その要となるのは、一人一人がどれだけ熱心に取り組めるかです。
Vo Thi Sau小学校の皆さんのように、一人一人が高い意識をもって取り組むことができれば、ベトナムにおけるごみ問題は必ず解決できると考えています。
微力ながら、当社は様々な形で支援を行ってまいります。
当社はこれからも引き続き、環境保全に対する啓発活動を行ってまいります。
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